Impression Vol.04 BMW M5 from bond group

今回のimpressionは、株式会社ホソカワコーポレーション(bond group)様にご協力していただきました。

例えば無類のスポーツカー好きがいたとする。

家族か仕事か、はたまた世間体か、理由なんかは問題ではない。とにかく不幸な事に、彼には2ドアスポーツを所有することができない事情がある――。
「4ドアサルーンでありながら、とびきりホットな心臓を持つスポーツセダン」の代表格として、1985年のデビュー以来、上記のような境遇の者達からの熱狂的な支持を受け続けるBMW M5。
その5代目として5リッターV10、DOHC、507ps、7速SMG Drivelogic(2ペダルシーケンシャルMT)といった、マニアの“泣かせ所”をことごとく押さえた「E60」シリーズがデビューを飾ったのは2004年のことだが、今回の試乗車はそのE60の2005年式(走行距離6000キロ)をベースに、埼玉を中心に拠点を広げる「bond cars」が、G POWERエアロパーツ、マフラー、ホイール、さらには若干車高を落とすなどのモディファイを施したスペシャルモデルだ。

エアロパーツの「G POWER」とはあまり聞きなれないブランド名だが、それもそのはず。G POWERのエアロが施されたクルマは、日本でこのM5ただ1台とのこと。このエアロはM5のボディラインに自然に溶け込む上品かつ美しい仕上がりを見せるばかりではなく、しっかりとした存在感も示す逸品で、私は一目見た瞬間から “もし私がM5を買ったら、このエアロは絶対に欲しいな〜” と惚れ込んでしまった。

外観

スポーツセダン?

しっかりとした手応えを示すドアを開けると、乗り込もうとする全ての人を迎えてくれるのは、上質な素材で満たされた空間だ。シートはクッション、ホールド性ともに申し分なく、インパネに貼られた明るいウッドが、ややもすると事務的になりがちな傾向にあるBMWの室内に温かみを添えている。「リッター100馬力を超えるスーパーマシン」というスペックから覚悟して乗り込むと、むしろ肩すかしを食らうかもしれない。
この“高級セダン感”は、エンジンを掛けても変わることはない。ノーマル5シリーズに比べればややノイズは大きいものの、フロントには“かつて一世を風靡したフェラーリF40を上回る出力を誇る超ハイパワーユニットが収まっている”ということを考えると、むしろ呆気にとられるほど平和と言っても差し支えないだろう。

エンジンルーム

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